この記事はラグビー入門者向けです。☆
この記事では、
2022年、新たに発足した日本国内初のラグビーのプロリーグ、
「リーグワン」について参加チームや順位決定方法などの大会フォーマットをお伝えします。
ラグビーをあまり知らないという方、新たにラグビーを観てみたいという方、
さらには、ラグビーはよく見てるけど新リーグについてよく分からないという方まで、
リーグワンを楽しみにしているすべてのラグビーファンに向けてお伝えします!
この記事を読んで、「リーグワン」を勉強し、ラグビー観戦を楽しみましょう!
それでは、さっそく見ていきましょう!
ラグビー新リーグ リーグワンとは?どんな大会?
はじめに、「リーグワン」とはどのような大会なのかについて説明します。
ずばり、「リーグワン」は日本国内初のラグビープロリーグです。
![マーク](https://rugbyvillage15.com/wp-content/uploads/2022/02/F83A7C62-0604-43A5-820B-7A7ED6463BDD-rotated.jpg)
え⁉っていうことは、これまで日本のラグビー選手は全員アマチュアだったの?
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笑笑。さすがにそういうわけではないんだけれど。
普段会社で仕事をしている、社員選手が多かったのも事実です。
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これまで行われていた
トップリーグとはどう違うんですか?
![ハリス](https://rugbyvillage15.com/wp-content/uploads/2022/02/f7a7bf90d1470077f6b5a5f2849987af-rotated.jpg)
大きく、下の3つが新たに変わったポイントです。
・地域とチームが一体となった運営
・運営母体の変化
・リーグフォーマットの変革
それぞれどのように変わったのか解説です。
・地域とチームが一体となった運営
これまで企業色が強かったチームを地域密着型のチームへと改革
これまでのトップリーグでは、企業が各チームの運営を行っていました。
ですから、チーム名は
例)サントリーサンゴリアス、パナソニックワイルドナイツ
という具合に、企業の名前が前面に押し出されるようなチーム名称となっていました。
一方、日本を代表するプロスポーツである野球やサッカーでは、
例)広島東洋カープ、浦和レッズ
のように、チームとその拠点となる地域が結びついたイメージがありますよね。
ラグビーでも、プロリーグを立ち上げるにあたり、これに倣い
チームの地域との密着化を図っています。
![ピーター](https://rugbyvillage15.com/wp-content/uploads/2022/02/B4726BC4-9311-4909-9DAB-9792785C8576.jpg)
新聞などを見ていても、「東京SG」とか「埼玉WK」とか
知らない名前しか出てこなかったけれど、
チーム名が生まれ変わったということだったんですね。
ホストエリア、ホストタウン、ホストスタジアムの設定
チームと地域との密着を進めるため、各チームには、
ホストエリアやホストタウン、ホストスタジアムが設定されました。
つまり、チームの拠点や本拠地となるスタジアムを明確にしようという動きです。
例えば、埼玉パナソニックワイルドナイツでは、
ホストエリアに埼玉県、ホストスタジアムに熊谷ラグビー場が設定されています。
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今後は、よりチームと地域とが連携した試合運営やイベント開催が行われることでしょう。
・運営母体の変化
各チームが試合を主催する方式へと変革
これまでのトップリーグでは、
日本ラグビーフットボール協会(以下日本協会)がトップリーグ大会の運営を行っていました。
試合の開催には、
日本協会が試合会場を手配し、対戦カードを組み込むという方式が取られていました。
そうすると、人気のある試合は東京でばかり行われたり、
1会場で2試合行われたりしていました。
一方、リーグワンの試合主催者は日本協会ではなく、各チームとなります。
そのため、チケットの値段設定なども含めて、
各チームは、ホストスタジアムで開催される試合を責任をもって、
運営していくことが求められます。
またそれに伴って、ホーム&アウェー方式が導入されたのも大きな変化の一つです。
・リーグフォーマットの変革
全24チームによる3部制を導入
リーグワンでは、大会のフォーマットもこれまでのトップリーグから、大きく変わりました。
これまでのトップリーグでは、カテゴリ分け方式として、
1部リーグとして「トップリーグ」があり、
2部リーグに「トップチャレンジリーグ」、
3部リーグには「トップイースト」「トップウエスト」「トップキュウシュウ」
4部リーグ以下には、企業チームやクラブチームなどがカテゴライズされていました。
イメージとしては、上の図のようなピラミッドです。
一方、リーグワンでは、リーグワンへの加入を表明した24チームと
その他のチームは別にカテゴライズされることとなりました。
イメージとしては、上の図のようなピラミッドです。
リーグワンとその他社会人リーグが切り離されたというのが、大きな変革点です。
リーグワンでは、プロ化を表明して参戦している24チームのみで争われます。
3部制
リーグワンに参加している24チームは、3部にカテゴライズされています。
それぞれ、1部リーグがディビジョン1、2部リーグがディビジョン2、3部リーグがディビジョン3
に分類されます。
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サッカーJリーグのJ1、J2みたい感じですね。
ディビジョン1は12チーム、ディビジョン2は6チーム、ディビジョン3も6チームが
それぞれ参戦しています。
トップリーグ時代は16チームが参戦する年もあり、
上位チームと下位チームの実力差が大きく、点差の開く大味な試合も少なくありませんでした。
リーグワンでは、実力の近いチーム同士に絞ったフォーマットとなったことで、
レベルの高く、ファンもより楽しめる試合が増えることが期待されます。
ディビジョン1フォーマット
それでは、より詳しいリーグフォーマットを見てみましょう。
ディビジョン1には12チームが参戦し、
それぞれ、6チームずつの2つのカンファレンスAとBに振り分けられます。
試合は、同じカンファレンス内でのホーム&アウェーの対戦と、
もう一方のカンファレンスの6チームと1度ずつ対戦の
1チーム当たり、計16試合が行われます。
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カンファレンスってセ・リーグとパ・リーグみたいだね。
セ・パ交流戦みたいな試合もくまれているんだ。
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たしかに似てますね(笑)。
ただ、プロ野球のようにセ・リーグとパ・リーグはずっと固定ではなく、
来シーズン、カンファレンスはシャッフルされるようです。
その後、カンファレンスに関係なく勝ち点の多い上位4チームで決勝トーナメントを行い、
優勝チームが決定します。
という流れです。
ディビジョン2・3フォーマット
ディビジョン2と3には6チームが参戦し、
それぞれ、ホーム&アウェーの対戦を行います。
その後、勝ち点の多いチーム順に暫定順位を決め、
その暫定順位の1位~3位で総当たり戦、4位~6位で総当たり戦を行い、
最終順位を決定します。
ディビジョン2の1位~3位は、ディビジョン1の下位3チームとの入れ替え戦、
4位~6位は、ディビジョン3の上位3チームとの入れ替え戦がそれぞれ待っています。
![ハリス](https://rugbyvillage15.com/wp-content/uploads/2022/02/f7a7bf90d1470077f6b5a5f2849987af-rotated.jpg)
ディビジョン2は全チームが、上に上がれるチャンスもあれば、下に落ちてしまうかもしれない、というカテゴリです。安泰なチームが無いので、熱い試合が期待できます。
2022年 リーグワン参加チーム
続いて、2022年シーズン、リーグワンに参戦する全チームの一覧です。
チームのユニフォームカラーの文字としています。
チーム名(略称) | ホストエリア | ホストスタジアム |
NECグリーンロケッツ東葛
(GR東葛) |
千葉県我孫子市、柏市、松戸市、野田市、流山市、鎌ヶ谷市、白井市、印西市 | 柏の葉総合競技場 |
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
(SA浦安) |
千葉県浦安市 | 江東区夢の島競技場 |
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ) | 東京都江戸川区、中央区、千葉県市川市、船橋市、千葉市、市原市、成田市 | 江戸川陸上競技場 |
コベルコ神戸スティーラーズ
(神戸S) |
神戸市 | ノエビアスタジアム神戸
神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 |
埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WN) | 埼玉県 | 熊谷ラグビー場 |
横浜キヤノンイーグルス
(横浜E) |
横浜市
セカンドホストエリア:大分県 |
日産スタジアム
ニッパツ三沢球技場 昭和電工ドーム大分 |
チーム名(略称) | ホストエリア | ホストスタジアム |
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
(RH大阪) |
大阪府大阪市 | ヨドコウ桜スタジアム
ヤンマースタジアム長居 ヤンマーフィールド長居 |
静岡ブルーレヴス
(静岡BR) |
静岡県 | ヤマハスタジアム
エコパスタジアム |
東京サントリーサンゴリアス
(東京SG) |
東京都、港区、府中市、調布市、三鷹市 | 味の素スタジアム |
東芝ブレイブルーパス東京
(BL東京) |
東京都府中市、調布市、三鷹市 | 味の素スタジアム
駒沢オリンピック公園陸上競技場 |
トヨタヴェルブリッツ
(トヨタV) |
愛知県、豊田市、名古屋市、みよし市 | 豊田スタジアム
パロマ瑞穂ラグビー場 長良川競技場 |
リコーブラックラムズ東京
(BR東京) |
東京都、世田谷区 | 駒沢オリンピック公園陸上競技場 |
チーム名(略称) | ホストエリア | ホストスタジアム |
釜石シーウェイブスRFC
(釜石SW) |
岩手県釜石市 | 釜石鵜住居復興スタジアム
|
花園近鉄ライナーズ(花園L) | 東大阪市、大阪府 | 東大阪市花園ラグビー場 |
日野レッドドルフィンズ
(日野RD) |
東京都日野市、八王子市 | 上柚木公園陸上競技場
武蔵野陸上競技場 |
マツダスカイアクティブス広島(SA広島) | 広島県 | Balcom BMW Stadium |
三重ホンダヒート(三重H) | 三重県 | 三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿サッカー・ラグビー場 |
三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB) | 神奈川県、相模原市 | 相模原ギオンスタジアム |
チーム名(略称) | ホストエリア | ホストスタジアム |
九州電力キューデンヴォルテクス(九州KV) | 福岡市 | ベスト電器スタジアム
博多の森陸上競技場 |
クリタウォーターガッシュ昭島(WG昭島) | 東京都昭島市 | 未定 |
清水建設江東ブルーシャークス(江東BS) | 東京都江東区 | 江東区夢の島競技場 |
中国電力レッドレグリオンズ
(中国BR) |
広島県 | Balcom BMW Stadium |
豊田自動織機シャトルズ愛知
(S愛知) |
愛知県 | ウェーブスタジアム刈谷
パロマ瑞穂スタジアム |
宗像サニックスブルース
(宗像B) |
福岡県宗像市
福岡県北九州市 |
グローバルアリーナ
ミクニワールドスタジアム北九州 北九州市立本城陸上競技場 |
![マーク](https://rugbyvillage15.com/wp-content/uploads/2022/02/F83A7C62-0604-43A5-820B-7A7ED6463BDD-rotated.jpg)
こんなにたくさんのチームがあるんだ。
ボクの家のある地域もホストエリアに入っているかな?
まとめ
今回は、ラグビー 新リーグ・「リーグワン」について
参加チームや順位決定方法などの大会フォーマットをお伝えしました。
この記事に書いてある情報は、リーグワンをより深く楽しむための第一歩になります。
もっと詳しい解説、見どころなどはまた別の機会にお話します。
ぜひ、今回学んだ知識を活かして、「リーグワン」を楽しんでください。
みなさま、ぜひ、またラグビー村の1丁目を訪れてください。
See You Again