【ラグビー】中級者向け ルールを詳しく解説します ルールの参考書#1 グラウンド ラグビー場設営にも役立つ

ファンの家
Empty Rugby goal post on a sunny day in the stadium

この記事はラグビー中級者向けです。☆

この記事では、現役でレフリーをしているわたくしが、

ラグビーのルールブックをより詳しく、分かりやすくお話しします。

ラグビーのルールを勉強しようと思った際に、インターネットで「ラグビー ルール」と検索しても、多くは初心者向けのコンテンツで、

ラグビーのルールをより詳しく深く知りたいという方に向けたコンテンツが見つからないんですね。

そこで、無いなら作ってしまおうということで、何篇かに分け、「ラグビー ルールの参考書」とタイトルを付けまして、

ワールドラグビーの公式ルールブックをより詳しく、読み解いた「参考書」を書いていこうと思います。

ラグビーのファン、プレーヤー、レフリーすべての方に有益となれば幸いです。

1記事目の今回は、「競技規則第1条 グラウンド」 です。

クラブチームや学生の試合では、自分たちの手で、グラウンド設営を行わなければいけないということがあるでしょう。

グラウンドには意外と知られていないようなことが、競技規則には書かれています。

詳しく読んでいきたいと思います。

Laws of the Game | World Rugby Laws←競技規則第1条はこちら

グラウンド

まずは、グラウンド自体について書かれています。

グラウンド表面

1.競技が行われるグラウンドの表面は安全でなければならない。
2.表面の種類として認められているのは、芝、砂、土、雪、または、人工芝(ワールドラグビー競技に関する規定第22条に従ったもの)である

と競技規則に書かれてれています。

土のグラウンドは皆さん汚れるので、イヤだと思いますが、正式に承認されているので仕方ありません。

上の動画のような雪上ラグビー大会が青森県では、イベントとして行われています。

グラウンドの大きさ

ラグビーのグラウンドの大きさには、実は幅があり、競技場によって大きさが違うことがあります。

ラグビーのグラウンドの大きさとして認められるサイズは以下になります。

寸法 フィールドオブプレーの長さ インゴールの長さ
最大(メートル) 100 22 70
最小(メートル) 94 6 68

フィールドオブプレーとは、トライラインから反対側のトライラインまでのエリアを指します。

2022 Rugby Union 競技規則より引用

ピーター
ピーター

インゴールの幅ってこんなに差があるのか。意外だね

花園ラグビー場などはインゴールが広いイメージがありますね。

花園ラグビー場

花園ラグビー場

一方、2015年のイギリスで行われたラグビーワールドカップでは、以下の試合ハイライト動画などを見ると、分かると思いますが、

試合会場にウェンブリーなどのサッカースタジアムが使われることもあり、幅の狭いインゴールで統一されました。

ピーター
ピーター

サッカー場や陸上競技のトラックがあると、インゴールが狭くなりがちだね。

a.競技区域の形は、長方形である。
b.上記の寸法と異なるものについては、国内の大会の場合は管轄協会、国際試合の場合はワールドラグビーの承認が必要となる。
c.フィールドオブプレーの長さが100メートルに満たない場合、10メートルラインと22メートルラインの間の距離もそれに応じて短くなる。
d.競技区域の幅が70メートルに満たない場合、15メートルラインの間の距離もそれに応じて短くなる。
e.周辺区域は、可能な限り、幅が5メートル未満にならないようにする。
ラグビーではタックルなどを受けてタッチラインの外へ飛ばされることもあるので、フィールド外の幅も安全のために確保しましょう。

ちなみにサッカー場の大きさは?

上の記事を書いていて、サッカー場の大きさも気になったので、調べてみました。興味の無い方は、飛ばしてください。

サッカーのフィールドの大きさは以下の通りです。

国際試合の場合↓

タッチラインの長さ 100m〜110m
ゴールラインの長さ 64m〜75m

ワールドカップ、オリンピック等の場合↓

タッチラインの長さ 110m〜120m
ゴールラインの長さ 45m〜90m
ハリス
ハリス

結構衝撃を受けました。認められている範囲の幅が広いですね。

45m×120mというような長細い長方形のグラウンドから、90m×110mというような正方形に近いグラウンドまで存在するということですよね。

また、国内の有名スタジアムのサイズを調べてみました。

※茨城県のカシマサッカースタジアムの場合

タッチラインの長さ 78m
ゴールライン長さ 115m

※埼玉県の埼玉スタジアム2002の場合

タッチラインの長さ 68m
ゴールライン長さ 105m
ハリス
ハリス

これにも衝撃を受けました。全然違うじゃないですか!

グラウンドによって戦術とか変わるのでしょうか?サッカーに詳しい方がいらっしゃいましたら、教えてください。

マーク
マーク

このようにグラウンドを自由に作れる点が、サッカーが全世界に広く普及した理由の一つかもしれないね。

さて、話が横道にそれてしまいましたが、ラグビーに戻しましょう。

グラウンド上に引かれている線

次に、グラウンド上に引かれている線についてです。

一番上にあるラグビー場の全体図と合わせて読んでください。

4.グラウンドの図に示されているような実線がある。実線の種類には、以下のものがある:
a.デッドボールライン、および、タッチインゴールライン
b.ゴールライン
c.22メートルライン
d.ハーフウェイライン
e.タッチライン
ラグビーのグラウンド上の線は、得点や戦術に大きく関わる部分ですので、正確性が求められます。
そして、ラグビーのグラウンド上には、実線以外に破線が引かれています。

5.グラウンドの図に示されているような破線がある。破線の各線分は、長さを5メートルとする。破線の種類には以下のものがある:

a.各タッチラインから5メートルの地点に、平行に引かれた破線

b.各タッチラインから15メートルの地点に、平行に引かれた破線

c.ハーフウェイラインの両側から10メートルの地点に、平行に引かれた破線

d.各ゴールラインから5メートルの地点に、平行に引かれた破線

 

実線は、横に引かれてエリアを示しますが、破線は10mライン、タッチラインからの5mラインなどそれを補うために縦、横に引かれます。

とくに、10メートルラインは実線と間違えやすいので、グラウンド設営のライン引き担当になった方は気を付けましょう。先生や先輩に怒られますよ。

ゴールポストとクロスバー

ラグビー場に欠かせない設備として、ゴールポストとクロスバーが挙げられます。

得点に必要な欠かせないゴールポストですが、サイズについて見ていきましょう。

2022 Rugby Union 競技規則より引用

ラグビーワールドカップでは、ポールの高さは17メートル以上(ビル6階相当)という決まりもあります。

ちなみに、このゴールポストですが、このような記事も見つけましたので、興味のある方はお読みください。

《衝撃価格》国立にもある巨大な“H”型のラグビーのゴールはまさかの700万円超! その分突風、荒天にも余裕で耐える – ラグビー – Number Web – ナンバー (bunshun.jp)

7.ゴールポストにパッドを取り付ける場合、パッドの外側がゴールラインから0.3メートルを超えてはならない。
安全のために、ゴールポストにパッド(クッション素材)を取り付けることが出来ますが、あまりにも太いのはダメだということです。
以前は、ゴールポスト下のパッドにボールを置けばトライだったのですが、現在は、ルール改正され、トライではなくなりました。
ピーター
ピーター

ゴールポスト下は、ディフェンスされないラッキーエリアだったんだけどなぁ

フラッグポスト

フラッグポストとはなんじゃい? と思う方も多いかもしれません。以下のようなグラウンドサイドに立っている旗です。

カナダ, 夜, フィールド, 国旗, ゲーム, Langford, マーク

8.フラッグポストには旗が付いており、1.2メートル以上の高さで14本ある。
9.タッチラインゴールラインとゴールラインの各交点に1本、タッチラインゴールラインとデッドボールラインの交点にも1本(計8本)。
10.ピッチの両側にある22メートルラインとハーフウェイラインに沿って、タッチラインの外側2メートルのところで競技場内に1本(計6本)。
という決まりがあります。グラウンド設営の際に間違えやすいのは、フラッグポストを立てる位置です。
片側インゴールに立つ4本(計8本)は、グラウンドの線上に立てます。
そのほかの、フィールド上の片側ピッチサイド(ハーフライン横、22mライン横)に立てる3本(計6本)はタッチライン上ではなく、少し離した位置に立てます。
グラウンド設営の旗立て担当になった方は気を付けましょう。
インゴールに立てるフラッグポストの立ち位置ですが、線と線の交差点の一番内側に立てましょう。
ラグビーでは、タッチラインに少しでも触れたらタッチとなります。(サッカーでは踏んでもOKなはずです)ですので、タッチラインを明確に示すために、フラッグポストは内側に立てなければいけないのです。

グラウンドに関する異議

競技規則には、こう書かれています。

11.異議のあるチームは、試合が開始する前にレフリーに伝えなければならない。
12.レフリーは問題解決に努め、グラウンドのどこであろうとも安全でないとみなされる箇所があれば、試合を開始しない。

レフリーとしては、試合前のグラウンドチェックも重要な仕事の一つです。

私は、試合前のアップを兼ねて、ウォークや軽いジョギングでグラウンドを1周し、グラウンドチェックを行っています。

フラッグポストが正しい位置に立てられていないことが多いです。そのような場合、自分で直すか、担当チーム、試合管理者に直させましょう。

まとめ

今回の「ラグビー ルールの参考書」第1弾は「競技規則第1条 グラウンド」について説明しました。

意外と奥が深いなと感じられたのではないでしょうか。

試合で、グラウンド設営をする際は参考にしてみてください。また、ラグビー観戦に訪れたら、グラウンドやその設備にも目を向けてみると面白いかもしれません。

今後も豆知識やエピソードを挟みながら「ラグビー ルールの参考書」を書いていきたいと思います。

 

みなさま、ぜひ、またラグビー村の1丁目にいらしてください。

See You Again

 

筆者のプロフィール
ラグビー村の村長
ラグビー村の村長

管理人:ラグビー村の村長 ハリス
経歴 :→小学1年でラグビーを始める
    →現在、選手は引退し、レフリーなどを通して競技と関わる
競技歴:12年
観戦歴:14年~ 
現地観戦:テストマッチ23caps、スーパーラグビー2caps、トップリーグ63caps
ポジション:SH、SO

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