この記事はラグビー中級者向けです。☆☆
この記事では、現役でレフリーをしているわたくしが、
ラグビーのルールブックをより詳しく、分かりやすくお話しします。
ラグビーのルールを勉強しようと思った際に、インターネットで「ラグビー ルール」と検索しても、多くは初心者向けのコンテンツで、
ラグビーのルールをより詳しく深く知りたいという方に向けたコンテンツが見つからないんですね。
そこで、無いなら作ってしまおうということで、何篇かに分け、「ラグビー ルールの参考書」とタイトルを付けまして、
ワールドラグビーの公式ルールブックをより詳しく、読み解いた「参考書」を書いていこうと思います。
ラグビーのファン、プレーヤー、レフリーすべての方に有益となれば幸いです。
2記事目の今回は、「競技規則第2条 ボール」 です。
試合や練習をするうえで、一番重要な道具がボールではないでしょうか。
ボールにも意外と知られていないようなことが、競技規則には書かれています。
詳しく読んでいきましょう。
ボール
ボールについて競技規則には7つの条文が書かれています。
ボールの形
まずは、ボールの形についてです。
突然ですが、ここでクイズです。
下の二つのボールのうち、ラグビーボールはどちらでしょう?
正解は上の白いボールがラグビーボールです。
よく、アメフトのボールと混同されがちですが、ラグビーボールは最近では、ゴム製の白いボールが多く用いられます。
大きさ
次に、大きさについてです。通常、日本では中学生レベル以上の試合で用いられる5号球の大きさは、
重さ
ボールの重さにも規定があります。
こどもたちの試合では
ボールの大きさの章でも、少し触れましたが、
素材
ボールの素材についてです。
気圧
ボールの気圧が明確に指定されています。
試合で、ふにゃふにゃのボールが出てきたら、イヤですもんね。
レフリーの仕事の一つに、試合で使うボールのチェックがあります。
正しい内圧になっているかを試合前に確認しましょう。
ボールの気圧計はレフリー道具のひとつです。
予備のボールについて
と競技規則には記されています。
タッチキックなどでボールが遠くに飛んで行ってしまうこともありますから、試合を円滑に進めるために複数のボールを交換しながら使用します。
学生の試合だと、ボールボーイの仕事を任せることもあるかもしれませんね。
まとめ
今回の「ラグビー ルールの参考書」第2弾は「競技規則第2条 ボール」について説明しました。
競技規則に書かれている内容自体、ボールの章に関しては、あまり多くないので内容の薄い回になってしまったかもしれません。
補足が思いついたら、記事を随時更新していきます。
今回の内容を基に試合や練習で、ボールを準備する際は内圧などが正しく準備されているかなど参考にしてみてください。
また、ラグビー観戦に訪れたら、試合で使われているボールにも目を向けてみると面白いかもしれません。
今後も豆知識やエピソードを挟みながら「ラグビー ルールの参考書」を書いていきたいと思います。
みなさま、ぜひ、またラグビー村の1丁目にいらしてください。
See You Again